真田幸村の二槍を探せ!~万物に感謝致す所存!~ - 2010.12.23 Thu
謎解き宝探し in 上田市 真田幸村の二槍を探せ!
ここからは時間との勝負!!
最終目的地である山家神社から上田神社までかかる時間を計算しないと、
(あ、あとタクシーがここまで来てくれる時間もね♪)
帰りの新幹線に乗り遅れてしまうのだ。これだけは絶対に避けたいのである!!
長かったシュウ達の一泊二日の上田旅行も終わりが見えてきました

徒歩約40分かかる道のりも車ではたったの約5分で到着。
佐助のお兄さんに感謝とお礼の言葉を伝え、
お兄さんが去るまでその姿を見送ったシュウ達。
本来だったらそのまま長谷寺から最終目的である山家神社を目指すのだが、
お兄さんが車で送って下さった為、移動時間で取った分がたっぷり余ったので
長谷寺を観光する事になりました。

入り口。六地蔵様が訪問者をお出迎えしてくれています。
そんな六地蔵様の前でセクシーポーズで写真撮影をするシュウ達。(すみません・・汗)

山門。(これまた画像が見難いですね・・)
長谷寺のシンボルともいえる門で、アーチ頂上部には六文銭が彫られています。
つくられた年は不明であり、一つの石を切り出して作られたと言われているそうです。
山門をくぐると、目の前に。

真田山 種月院 長谷寺 (通称:真田山 長谷寺)
開基は真田幸隆、真田昌幸の父であり真田幸村の祖父にあたる御方です。
天文16年(1547)に真田幸隆公が領地回復の時に上州(群馬県安中市上後関)の長源寺より
「伝為晃運和尚」を招き、一宇を建立して「真田山 種月院 長谷寺」と称したそうです。
過去に何度も災害に遭い現在の本堂は昭和53年に再建されたもの。

鐘楼。平成19年に完成したそうです。
注意事項に「鐘楼から塀の屋根に飛び乗れそうですが、
真田十勇士の忍者以外飛び乗らないでください。」と書いてありました。
(真田の郷らしい注意事項ですな。)
ここもシュウ達以外誰もいなかったので、またもや貸切状態でした(苦笑)
タイミングはやっぱり大事なんだなぁ~ってつくづく思います。
まぁ・・・ガヤガヤと沢山人がいるよりかはひっそりした方がゆっくり出来ますよね。
じゃぁ、長谷寺も見た事ですしそろそろ去りますか。と去ろうとした時。
本道前の「真田公墓所」と書かれた小さい立て札を発見。
真田公墓所。
・・・もしかして幸村公に逢えるのか?
これは挨拶しにいかねばならんだろう!
という事で案内通り、本道右脇にある小さなトンネルをくぐると裏庭に出ました。
(後から知ったのですが「冬季間は雪や凍結で参詣できません」との事。これまたラッキー!!)

季節が季節なだけに少し寂しい感じですが、春や秋だと素敵な裏庭だったと思います。
でもこれはこれで味わいがあるよね?
裏庭の先には石で出来た階段があり、そして一体が墓地となっていました。
ここからは神聖な場所になるので皆静かに上っていきました。
真田公以外にも沢山の方がここに眠っておられるのだからね。騒いではいけないです。
そのまま進むと、一番奥に真田公墓所がありました。
※真田公のお墓の写真は撮っていません。
理由は、シュウ達は「真田三代に逢う為に上田に来た」訳ではないからです。
戦国武将ゲーム『戦国BASARA』の企画でここに来た身であるが為に、
真田公のお墓を撮影してはいけないなと思いカメラを向ける事が出来ませんでした。
「真田公に逢いたくて来た!」という目的ではなかったから、
その様な気持ちでないのに撮影するのは、真田公に対して失礼にあたると思ったんです。
そこらへんの区別はしっかりつけないとね。

お墓は撮影出来ないので、せめてと思い解説板は撮影させて頂きました。
真田公墓所
真田幸隆公、幸隆公の室(恭雲院?)、真田昌幸公の墓石があります。
幸村公の父上、父方の祖父祖母がこの地で眠っておられるのですね。
(幸村公は違う場所で眠っておられるそうです・・・ここではなかったのね)
六文銭が彫られた赤い柵に守られている形であり、シュウ達が訪れたときには
開放されていたので、柵中に入り近くでお墓を拝見しました。
しんと静まった空間。音のない世界。俗世と離れた世界。
この場にいることが不思議な感じで、けど墓石から目が離せなかったんですよね。
何か・・・「来たよ。逢いに来たよ。」って感じになってしまう。
この場所に来たという証も兼ねて、六文銭に似た五円玉を線香立ての上に置き、
無の状態で手を合わせました。
墓石の後ろには立派な大木がたっていたのですが、それがまるで幸村公の兜のようだと
みっちと話してました。(幸村公の兜は鹿の角が付いているのです。)
まるで大木も「ここが真田公墓所であるぞ!」と言っているみたい。
真田公にも挨拶が出来たのでそろそろ山家神社に向かおう。
そんな一行に空から素敵な贈り物が。
そう、雪である。
今年初めて見た雪!!それだけでみんな大興奮!!
ちくちょー!粋な事をしてくれるぜ真田公!!
雪をカメラにおさめようと奮闘する一同だったが、暫くすると雪が雨に変わってしまいました。
おかしいな、山下達郎さんと逆パターンになっちゃったよ。(某有名なクリスマスソング)
「一瞬」って言葉が相応しいんだけどその「一瞬」でも雪が見れた事に感動しました。
感動したんだけど・・・雨は降らないで~!!(涙)
ただえさえ寒い中を歩いているんだから+雨は辛すぎる!!
なので傘をさしたりフード被ったり諦めたり(笑)と雨の中、山家神社を目指すシュウ達。
地図を持って一番理解しているとんすけを先頭にテクテクと山を下りていくと、
有難い事に降っていた雨が止み始めました。(天までも味方をするとは流石だな/笑)
暫くテクテクと歩いて行くんですが一向に山家神社らしい場所が見当たらない。
徐々に不安になりながらも己の進む道を信じ続け
もし不安だったら民家に寄って「山家神社どこですか?」って聞こう!(笑)と
常に明るく元気よくをモットーで進んでいく内に右方向に木が密集している場所を発見。
あの雰囲気、神社っぽくないですか?
神社って木々に守られているイメージがあると思うんですが、まさにそれ。
おそるおそる・・までとはいきませんがゆっくりと確実に木々が密集している場所へ
近づいてみると、お社らしき建物があり、そしてはっきりと鳥居を確認する事が出来ました!
着いたー!遂に最終目的に着いたぜー!!(喜)
喜ぶ一同。しかしすぐさま問題発生。
「これ・・・どっから入れば良いの?」
どうやら曲がる道を一本間違えたみたいで神社の裏側に来ちゃったシュウ達(苦笑)
そういえばシュウ達が曲がる道の前に一本あったような・・・。
さて、どうする。来た道を戻るか。何やら下に行ける山道らしきものがあるが、
神聖な場所である神社を裏から入るのはいかがなものか。
けど目の前に山家神社がある。目の前に宝箱がある。見つけた獲物から離れるのは嫌だ。
じゃあ、ここから(山道?けもの道?)行きましょう!
数秒前には神聖な場所だ云々と言っていたのにな(苦笑)
早く宝箱を見つけたい!という気持ちが勝ってしまった為の結果である。
ただこの山道、先程の雨の影響で若干ぬかるんでいる。
「足元に気をつけてね~。」と言ったそばから・・・シュウの後ろにいたみっちが転倒!!(驚)
う、うおぉぉー!!みっちぃぃぃー!!(驚)
裏から入ってしまったシュウ達に早速天罰が!?うわぁぁ、ご、ごめんなさい~!!(涙)
もう今度から絶対裏から入らない面倒くさいと思っても絶対裏から入らない。
心や言葉で何度も謝りながらようやく山家神社に到着。
さて、早速宝箱を探すぞー!!
伍の謎。
【道しるべの通りに進み、石の家の近くを探せ。】

本当は順番どおりに進むべきなんですが、シュウ達は裏から入ってしまったので(苦笑)
いきなり鬼瓦(右から四番目)を発見してしまったんですよね(苦笑)
そこからは順番通りに、赤い鳥居、石の鳥居と進んで・・・と、発見しましたー!!
伍の宝箱、発見!!

みよ!この綺麗な宝箱を!!(笑)
この山家神社の宝箱も遠い地であるが故になかなか来る事が出来ないのだろうか。
何はともあれ、宝箱、オープン!

上田城(ウエダジョウ)!!
うん、めちゃくちゃ予想外のキーワードだぜ!!(笑)
っかシュウ達が予想していた「真田十勇士」やら「BASARA武器」は全然なかったな~(笑)
っかこの場での宝箱のキーワードがまさかの「上田城」だったとは。
しかし、これで全ての宝をゲットする事が出来ました!!
良くやった、よくここまで頑張ったよみんな!!
色々な事が起きて何度も途中でくじけそうになったけども!!よく頑張ったよみんなぁぁぁー!!
それにしても。
久しぶりに達成感というものを味わったな!!
この達成感を大学時代(特に文化祭)に味わいたかったなぁ~(苦笑)
最後までやり切れたこの瞬間は本当に言葉で表現する事は難しいですね。
こんなにも清清しい気持ちになれるなんて想像もつかなかったから尚更である。
まぁ、大学時代の文化祭と今回の旅の徹底的な違いは
「自分が夢中であること」と「信頼できる仲間が側にいる」の2つの点だと思います。
文化祭の時はこの2つを最後まで自分の支えとする事が出来なかったから、
「達成感」を味わう事が出来なかったんだよな・・・。
シュウ達に達成感を味わう事が出来た山家神社、本当に有難う。

山家神社鳥居。
余談ですがタクシーがここに来る間めちゃくちゃ寒かったので
この場所で皆で花いちもんめやおしくらまんじゅうをしていました。夕方~夜の時間帯で、
しかも明かりが殆どない場所だったのではたから見れば不気味な光景だったと思います(笑)

山家神社 写真は山家神社の本堂です。
(写真が若干傾いているのはシュウの腕前が下手だからです。汗)
山家神社は白山神社を合祀したので、「白山様」ともよばれているそうです。
創建は古く、延喜式神明帳に名をつらねる格式高い神社であり、
山家郷の産土神として大国主命を祀っています。
ここでシュウ、みっち、Hの3人でお参りと謝罪を。
いざお参りをしようと賽銭箱前に立ったら急に電灯がついてビックリしました(笑)
シュウ達がお参りをしている間、とんすけは神社の水道の水質調査をしている
水道局のおじさんにこの辺にバス停はないか聞きに行っていました。

白山寺跡に真田神社。
(真田幸隆・真田昌幸・真田信幸・真田幸村・戦没者英霊百四十九柱)

真田神社の鬼瓦。

山家神社の鬼瓦。
三つ巴紋は山家神社の神紋、六文銭は真田家の紋だそうです。
夜に撮影したから若干見にくいですけど。
真田神社の鬼瓦は真田神社の前、山家神社の鬼瓦は本堂の前にそれぞれ置いてあります。
一通り山家神社を見た後、とんすけ(&水道局のおじさん)と合流。
ここら辺にはバスはないとの事なのでタクシーを呼ぶことに。
(ここでお昼頃に貰ったタクシーの番号が書いてあった領収書が役に立ったぜ!)
タクシーが来るまで30~40分ぐらいかかるので、
その間ちょっと仲良くなった水道局のおじさんが色々と山家神社の歴史を教えて下さりました。
またお仕事中なのにも関わらず記念写真も撮ってくれたりしてくれました。
っか説明を聞いている時に、シュウさんちょっと滑ってしまったぜ(苦笑)
転ぶまでにはいかなかったけどみっちの転倒に続きの事なので
「まさかまだ怒ってらっしゃるのか・・・」とヒヤヒヤしました。
話戻りまして。
説明をしてくれた水道局のおじさんはシュウ達の事を「歴女の皆様」と思っていたみたいですが、
そこに関してみっちととんすけが激しく否定してくれたので良かったです(笑)
最後はちゃんと「おねえさんたち!」と呼んでくれました(笑)
仕事を終えたおじさんと別れ、時計を見たらそろそろタクシーが来る頃なので、
山家神社鳥居前まで行く事にしたシュウ達。
山家神社表道(本堂~鳥居までの道の事)をテクテク歩いていたら、
先頭で歩いていたとんすけが小さい石のアーチ上で足を滑らせ後ろから転倒!!(驚)
う、うおぉぉー!!とんすけぇぇえー!!(驚)
幸いにも先に肘が地面に着いたので大事にはならなかったのですが、
もし先に頭が地面に着いていたらと思うと怖くて怖くて仕方ありません!!
だってとんすけが滑ったところは石の上ですよ!?
一歩間違えたら最悪なパターンになっていたのかもしれないんですよ!?
もう決して裏から侵入いたしません。(宣言)
天罰が下った3人と強運持ち主1人は鳥居前で花いちもんめやらおしくらまんじゅうやら
上田の痛すぎる寒さを凌ぎながらタクシーを待っていのですが、
指定された時間を過ぎてもタクシーがこない!!
もう40分ぐらい過ぎているんですけど!!
いくらなんでも遅すぎないか!?
っかこのままじゃ帰りの新幹線が危ういよ!!
だんだんと焦りまくるシュウ達。
だけど一向にタクシーは来ない。来る気配全くナッシング。
確認の為もう一度タクシーに電話をしてみる事に。
そしたらあと1~2分後に到着するみたいだ。
な~んだ、あとちょっとじゃぁーん♪心配して損したわ~♪と安心した・・・んですが。
5分経っても来ないんですけどー!!(涙)
きた!と思ったら乗用車だったり、今度こそ!と思ったら軽トラックだったりのエンドレス。
本当にタクシーは来てくれるのか?
そろそろこの痛い寒さにも限界がきているのだが・・・早く来てくれ~!!(涙)
それから数分後。
ようやくタクシー到着!!喜びのあまり勢い良く乗り込むシュウ達!!
これでようやく上田駅に迎えるぜ~♪+暖かい車内でほんわかした
一同を乗せて走り出した、タクシー。
その車内で運転者さんが何故ここまで遅くなってしまったのか説明してくれました。
何でも菅平方面は雪が降っているらしく、またタクシーの前を走っていた車の運転手が
おじいちゃんだったらしくかなりの安全運転だった為に遅くなってしまったそうで。
うむ・・・それは運転手さんのせいではないな。
それにしても時間帯が帰宅ラッシュと被っていたみたいで、
なかなかスムーズに進まない・・・新幹線に間に合うか?大丈夫か??
行きと帰りは道が全然違うので「あともうちょっと!」っていう間隔も分からないし、
これはタクシーの運転手さんにかけるしかないな!!
でも凄くこの運転手さん安全運転なんだよね!(普段だったら有難いことなんだけどね)
料金メーターも絶好調だしね!(上田駅に着いた時はどれくらいの料金になるのか・・・)
そんな事を頭の片隅で考えつつ、おさらばする上田の夜景を見続けていました。
シュウが思っていたよりも早く上田駅に到着。
新幹線発車時間まで約1時間もある!ナイスだぜ、これでゆっくりお土産が買える!!
だがその前に、昨日は見れなかった上田駅周辺のイルミネーションが
あまりにも綺麗だったので駆け足でその場に行き写真を撮りました。



ライトアップされた真田幸村公。
上田を旅立つ前に今一度貴方様に逢えて良かった。
撮影後は上田駅内にあるお土産屋にGO!
とその前に、シュウはどうしても幸村電車と幸村バスのそれぞれの記念切符を
ゲットしたかったので、Hにお願いして一緒に着いてきてもらうことに。
幸村電車の切符売り場は分かっていたんですが幸村バスが分からなかったので
もう一度バス停に貼ってあった「幸村バス」のチラシを確認してみました。
この時点でシュウは散々このチラシを見てきたので
「販売元先、書いてないんだよね~。」と文句をHに訴えていたら、
H「(販売元)書いてあるよ。」とさらりと言い返されちゃいました。
「嘘~!どこに書いてあった~!?」とHが指差している部分を見たら
一番下に販売元先が書かれていました。そりゃぁ・・普通は表記しておきますもんね(笑)
俺様、ウッカリ★(テヘッ)
Hが一緒に着いてきてくれなかったらきっと気づかないままだったでしょう。
(ありがとう!H!!キミのお陰で今こうして両方の記念切符がゲット出来たよ~!!)
無事に記念切符をゲットしたシュウとHは先にお土産屋さんで物色していた
みっちととんすけと合流し、自分達も目当てのお土産を購入し。
そして。
18時20分。
シュウ達の、長かった一泊二日の上田旅行はこれにておしまいでございまする。
続く。(旅行日記はこれにて完。)